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離婚後に住宅ローンを利用したいと考えていても、審査が通るか不安に感じる方は少なくありません。しかし、重要なポイントを押さえることで、母子家庭(シングルマザー)でも住宅ローンの審査を通過することは可能です。
この記事では、シングルマザーが住宅ローンを通すためのポイントを分かりやすく解説しています。
シングルマザーでも住宅ローンは通る
例えば「離婚後にも現在住んでいる持ち家に住み続けるためにローンの借り換えを行いたい」「離婚して引っ越すので、マンションを購入したい」など、住宅ローンを利用するシーンは人により異なります。それぞれの状況によって、取るべき手段が異なります。
住宅ローンに母子家庭かどうかは関係がない
「住宅ローンが通るか」は母子家庭かどうかは関係がなく、重要なのは「年収」と「対象物件」、そして「借入額」です。職業についても「自営業だとローンは通りにくいのでは」「パート勤めだとローンを組むのは無理なのでは」と考えてしまうかもしれませんが、自営業でもパートでも、「頭金をできる限り貯める」「滞納や遅延の履歴を作らない」など、いくつかのポイントを抑えて対応することにより、ローンが通る可能性は高くなります。。
自営業の人やパート・アルバイトの人が住宅ローン審査を通すポイントは下記のページでも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
住宅ローンに必要な年収の目安
住宅ローンに必要な年収は、最低でも「200万〜」となります。このくらいの年収を得ている場合には、1,000万円程度の借入が可能とされています(2023年度フラット35利用者調査)。
どの程度住宅ローンを組めるかは、例えば注文住宅の場合は7.0倍といったように「年収の●倍」という基準にて試算が行われています。この考え方を「年収倍率」と呼びます。
年収別のローン借入額のデータについては、下記のページで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
シングルマザーが住宅ローンを通すポイント
頭金(自己負担金)をある程度用意する
住宅ローンを組む場合には、頭金(自己負担金)をしっかりと準備することが大きなポイントとなります。頭金を多く用意できれば借入額を減らせますので、ローン審査が通る可能性が高くなります。できる限り頭金を多く用意するためにも、日常的な支出や固定費の見直しを行ったり、副業など収入を増やす取り組みについて検討することもおすすめです。
信用情報に傷がつかないようにする
また住宅ローンの審査においては、「信用情報」が重視されます。携帯料金の未払いや借入の返済を延滞する、クレジットカード支払いを延滞するといったことがあると、信用情報に事故情報として登録されてしまいローン審査に悪影響を与えるおそれがありますので、注意が必要です。これは、普段からしっかりと支払いを行っていく習慣をつけておくことが大切です。
フラット35ローンを検討する
収入面で不安がある場合にも利用しやすいローン「フラット35」の検討もおすすめです。フラット35は、大手の銀行と比較すると審査基準が緩やかであることに加え、長期固定金利であるため返済計画が立てやすくなっています。ただ、住宅金融支援機構により定められている基準を満たした住宅を選ぶ必要がある点には注意が必要です。
二世帯住宅を検討する
二世帯住宅にすると、家の購入費用を親と折半することが可能となります。そのため、費用負担を減らせる点がメリットとして挙げられますし、育児や家事への協力を得られる可能性が高く、その分仕事に集中しやすくなります。
不動産あんしん相談室
神田 加奈氏
状況に応じて対応方法は変わってくる
ここまで、住宅ローンの審査を通すポイントなどについて解説してきました。上記のほかにも、児童手当はローン審査の年収に含まれるなど、審査にはさまざまなコツがあります。
さらに、多彩な補助制度が用意されていることに加えて、住宅ローンにも「女性向け」「親子ローン」など複数の種類がありますので、もし低年収だったとしても組み合わせ次第で住宅ローンを借りられる可能性があるといえます。どのように対応したらよいか、という正解は状況によって変わってきますので、まずは不動産のプロである不動産あんしん相談室に話をしてみてください。
